お客様から、眉毛のお悩みを多数聞いていて、
その中で特に多い「眉毛の形について」、「整え方」や「きれい整えるコツ」などをいろいろ説明していきたいと思います。
また、眉毛の整え方についてなかなか難しくてうまくできないとも聞いていますので、よいアドバイスができればと思います。
眉毛のお悩み
若い人は
- かっこいい眉毛の作り方
- きれいにできない
などを。
また、年齢が上がってきてる人には
- 年齢的に老眼が出てきて見にくい
- 面倒
- とっても伸びてくる
などを聞いていて、これらの問題を解消できるようにしていきましょう。
眉毛の手入れの前に用意するもの
基本的には
眉毛カット用ハサミ
コーム
だけでいいですが、できれば
カミソリ
電動眉毛シェーバー
などを用意しましょう。
また、40代向けバリカンを使って簡単眉毛カットも紹介しますので、
トリマー、(今回使うのはヒゲバリカン)などがあるといいでしょう。
眉毛手入れの流れ
ヘアーサロンマキに見えるお客様にもいろいろなかたちの眉毛があります。
基本的には、その人に生えている自然な形を崩すことなく、整えているのですが、「キリッとしたい」とか「下がっている眉毛を上がった感じにしてほしい」とか「太いので細くしてほしい」などさまざまです。
女性の場合は、眉山、眉頭、眉尻などスタイルのキレイに見える法則がありますが、男性の場合、そんなに気にすることなく、自分の元々ある形を大事にしていった方がいいかなと思います。
それでは、眉毛手入れの仕方のコツを少し載せていきます。自分で眉毛を整えるときの参考になると思います。
- イメージをつかむ
- 修正のコツ
- 手入れ方法
- 失敗しないために
の順番です。
それからこのページの下の方には、当店でよくある眉毛のパターンを多い順に紹介してあります。
※まゆ毛パターンのネーミングは私が勝手につけています。
理想の眉毛のイメージをつかむ
まゆ毛を整える前にまず、理想のまゆ毛の形のイメージをつかみましょう。いろいろな雑誌等でもいいので、かっこいいモデルさんのまゆ毛を頭の中に入れましょう。
このイメージをしっかりつかんでおけば眉毛の手入れが簡単になります。
眉毛の理想の形
- 眉頭は小鼻のふくらみから始まる延長線上から始まります。
(気持ち目頭より内側) - 眉毛の間は、目1個分くらい、それか指2本。
- 眉山は、黒目の外側と目じりに間で、眉毛全体の2/3くらいのところが頂点です。
- 眉尻は、眉頭と同じ高さかそれより上で、小鼻と目じりの延長線上です。
このとおりの理想の形は難しいと思います。できれば自分の眉毛の形をあまり崩すことなく整えてみましょう。
眉毛の修正のコツ
眉毛の上の部分を2~3割くらい、下の部分を7~8割くらいカットするようにしましょう。
眉毛の上の部分は剃りやすいのですが、たくさん剃ってしまうと人相が変わってしまいます。上の部分は元々ある眉毛のラインを整える程度で、眉毛下をメインに剃りましょう。
普通の眉毛
ナチュラルな眉毛にします(女性的なライン)
▼
細くします(女性的なライン)
赤い部分を削ります。
眉毛上は少し、眉毛下は中間部分を多めに
眉尻は残すようにします。
▼
ナチュラルな細眉毛に
真っ直ぐにします(男性的なライン)
▼
真っ直ぐにします(男性的なライン)
眉山を削りすぎないように眉毛上真っ直ぐ目に少し、
眉毛下は眉尻を多めに削るようにします。
▼
男らしい一文字眉毛に
眉尻が下がってる場合
ナチュラルな眉毛にします(女性的なライン)
▼
眉頭から眉山まで削り、
まゆ尻が上がるように眉毛下を多めに
▼
ナチュラルな眉毛に
真っ直ぐにします(男性的なライン)
▼
眉頭か眉山まで削り、
眉毛下は思い切ってえぐるように
▼真っ直ぐな眉毛に
他にもあります
まゆ山上がりクール系▼
眉毛が太い場合
▼
まゆ毛が太い場合は、細く剃っても
すぐ生えてきます。まめなお手入れを。
への字眉をナチュラルに
▼眉山を多めに削り眉頭下を少し削ります。
▼
眉毛の手入れ
- コームで眉毛をブラッシング
- コームとハサミを使って長く生えた眉毛をカットします。
コームを下にやったり上にやったりして、コームからはみ出た眉毛をハサミでカットします。アウトラインが整ってくるとぼやけた眉毛もクッキリ見えます。 - ある程度長い眉毛をカットできたら、コームを使わずハサミだけで修正。正面から見て、左右の違いを確認しながらもう一度カット。
- かみそりで剃ります。眉の皮膚をたるませないように眉毛の上の皮膚を引っ張りながら、剃っていきます。また、まつ毛付近まで生えていることもあるので、できたらそれも剃りましょう。
私の技は、眉毛をしかめっ面にして、ハサミを眉毛下にラインに入れます。
そうすると、眉毛下のラインに自然な丸みが出て切りやすくなります。
失敗しないために
- 一気にカットしない
よくやる失敗の中で、片方が細くなりすぎたのでもう片方・・・もう片方・・・とやっていると細く短くなりすぎてしまいます。 - 常に左右の確認
- できればカットするとき息を止めましょう。
慎重に。 - なるべく目をつぶらない。
- 高さが低い眉毛から始めましょう。
低い方から始めるとまゆ毛の高さが同じになりやすいです。 - その他
あまり抜かない。抜いた跡が黒い点になりきたなく見えます。 - 太い眉毛を細くした場合
眉毛を剃ったところが白くなっているときがあり、ちょっと違和感がありますね。剃りすぎないように剃りましょう。
年齢的に、面倒くさがりな方に
簡単なまゆ毛の整え方を紹介します。
バリカンで
年齢とともに眉毛も伸びてきます、若いときは長く伸びることはなかったのですが、私もだんだんと伸びてくるようになり、眉毛整えは必要になって来てます。
長さを切るにはバリカンで行います。
このバリカンは、6ミリ3ミリとありますが、全体眉尻の下から眉頭に向かって6ミリで。
これで長いと感じる方は3ミリでいいかもしれません。用心してカットするならその中間の4.5ミリでカットし、眉尻は3ミリくらいでいいかもしれません。
私は、初めに6ミリで全体カットして、眉尻3ミリ、仕上げにアタッチメントを取って整えます。
細くなりすぎず形を整える程度でカットします。
また、バリカンが切りすぎて怖く感じるなら、ハサミでカットしましょう。
ハサミだと、コームとハサミを使いますので、両手を使うことになりちょっと難しさが増します。
コームを上から入れてちょっと浮かせながらハサミでカットしていきます。
最近のまゆ毛用ハサミは、ハサミにコームがついてるのもありますが、それでもやることは一緒。
ちょっと浮かせながらまゆ毛の長さを調整してカットしましょう。
仕上げの段階で、カミソリか電動カミソリを使います。
動画でも説明しています。
また、眉毛全体が濃く生えている方には、眉毛全体をカットして薄めにするのもいいでしょう。
眉毛の品格
眉毛の形一つで相手に与えるイメージは変わってきます。
ある程度キリッとした眉毛だと
「この人は信用できるかな」とか
「爽やか度がアップします」
「イケメン」に見えます。
逆に、細すぎる眉毛だと、あー若いなぁとか、あまりご近所のおばちゃんからは評判がよくないかもと思ってしまうかもしれません。
年齢に合った眉毛を心がけましょう。
眉毛のパターンあれこれ
当店でよくある眉毛のパターンを多い順に紹介してあります。
※まゆ毛パターンのネーミングは私が勝手につけています。
ナチュラルキレイ系
まゆ尻に向かってだんだん細くなっていく自然でなめらかなスタイル。まゆ山と眉毛の下側をカットします。
一番多いスタイルですね。
無造作一文字系
自然なスタイル。特に作りすぎず、自然にまかせて。男性的なスタイルですね。
細くて長いきれい系
女性的なライン。キレイな顔立ちの人に似合うかと思います。眉毛が濃いとたいへんですね。
真っ直ぐシャープ系
マンガに出てくるような直線的な眉毛。このスタイル希望の人は多いですが、「顔が怖くなりますよ」と言うと、一番のナチュラルキレイ系に変更されますね。
まゆ山上がりクール系
まゆ山を極端に上げた個性的なスタイル。まゆ尻が細めだけどまゆ頭は太く。ここを細くするといまどきの女性の眉毛になります。
ライン入り
ストリート系のまゆげ。片方だけラインを入れましょう。
眉毛カラーリング
髪のカラーに合わせて1トーン暗めで染めましょう。目に入らないように気をつけて。(マキでは基本的に目への危険を考え行ってません)